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19.カレハチビマルハキバガ Tyrolimnas anthraconesa

 少し汚れた白と黒褐色のシンプルな模様をしているので、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」のページを順番に見ていけばすぐに名前が分かるだろうと思って撮影しました。頭から翅の先までの大きさが約5.2mmと小型なので、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」の科の並び順に頭からページをめくってみましたが、なかなかぴったりとした種類がみつかりませんでしたが、マルハキバガ科でようやく見つけることができました。
カレハチビマルハキバガカレハチビマルハキバガ
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18.ルイスコオニケシキスイ Cryptarcha lewisi

 チャイロスズメバチがやって来ているクヌギにはルイスコオニケシキスイもたくさん集まっていました。体長は写真の個体では約4.0mmです。今回初めて撮影した種類ですが、図鑑の解説文によると、このような樹液の出ている場所では、ごく普通に見られる種類だそうです。
ルイスコオニケシキスイルイスコオニケシキスイ

17.チャイロスズメバチ Vespa dybowskii

チャイロスズメバチ
樹液の出ているクヌギに前の週から赤茶色の見慣れないスズメバチが何匹かやって来ていました。スズメバチといえば黄色と黒の縞模様が定番ですが、このスズメバチにはその縞模様がありません。チャイロスズメバチという種類のスズメバチで、かつてはかなり珍しい種類だったようですが、最近は関東地方では普通に見られるようになったようです。
下の段の写真は同じ倍率で撮影したチャイロスズメバチとオオスズメバチです。オオスズメバチと比べると小型なので、撮影しているときもそれほど脅威は感じなかったのですが、気性は荒いらしいです。
チャイロスズメバチオオスズメバチ

16.ヒゲナガヤチバエ Sepedon sphegeus

 トンボやチョウなどのメジャーな昆虫の場合は、写真を撮影して図鑑と見比べたり、webで調べればほぼ名前をとくていできますが、ハエの場合は図鑑に載っているのはまれで、9割くらいは名前がわかりません。そんな状態なので、普通はパスするのですが、少し前にたまたま、ハエやアブ関係の掲示板をながめていたらこのハエの画像があったので、名前がわかりそうだと思い撮影してみました。
ヒゲナガヤチバエヒゲナガヤチバエ
 ヒゲナガヤチバエといって湿地に比較的普通に見られる種類で、webで検索すると画像も何件か見ることが出来ます。大きさは、頭から翅の先端まで8.3mm。しゃくれたあごが特徴です。

15.ツマグロコシボソハナアブ Allobaccha apicalis

 腰が細く一見ジガバチのような少し変わった形をしていますが、ハナアブの仲間です。キンミズヒキの花にやって来ていました。以前にも何回か目にしていると思いますが、撮影したのは今回が初めてなので、長池公園「初見」シリーズ15に付け加えました。少し目を引く外見なので、ツマグロコシボソハナアブをwebで検索すると思いのほかヒットして、画像もかなり見つかります。
ツマグロコシボソハナアブツマグロコシボソハナアブ

14.キノコカスミカメの1種 Fulvius sp.

 伐採したコナラを積んである場所で虫を探していると、翅に白い斑紋がある細身の小さなカメムシを見つけました。見つけたときには名前はわかりませんでしたが、家に帰ってから日本原色カメムシ図鑑第2巻をめくっていくと、ヨツボシキノコカスミカメとよく似ています。
ヨツボシキノコカスミカメヨツボシキノコカスミカメ
 2010年8月20日撮影

 図鑑に掲載されている写真よりも上の写真の個体のほうが翅の付け根の色の薄い部分が広いですが、ほかに似ている種類は掲載されていません。解説文には、「世界中の熱帯、亜熱帯地域に広く分布」、「[分布]石垣島、小笠原諸島(父島、母島)」とあり、八王子には分布していない種類のようです。熱帯地域から輸入される材木などに付いて来たものがたまたま長池公園に紛れ込んでしまったのかもしれません。見つけたのは撮影した1頭だけです。

 ヨツボシキノコカスミカメ Fulvius anthocoroides として掲載していましたが、ツシマキノコカスミカメ Fulvius dimidiatus のほうに似ているようです。こちらの分布域は、対馬、台湾、マレーシアとなっており、八王子には分布していない種類のようです。


13.アオイラガ Parasa consocia

 横から見ると、翅をたたんだ状態で頭から翅の先端までの大きさは約14mm程度の大きさです。写真を撮影するのは初めてですが、自宅の団地の階段では今年、何回か見ているので、今年は発生数が多いのではないでしょうか。図鑑によると幼虫はカキやナシなどの葉を食べるそうで、7月と9月の年2回の発生だそうです。
アオイラガ

オオケマイマイ

 殻に毛の生えたカタツムリがいるということを何年か前にwebで見て、一度実物を見たいなと思っていましたが、裏高尾で偶然見ることができました。オオケマイマイというカタツムリです。成長すると殻の直径が20mmを超える大きさになるそうですが、写真の個体は約9mmでまだ仔貝です。普通に見られるカタツムリと比べると殻は扁平です。
オオケマイマイ

 オオケマイマイのすぐ脇にオレンジ色の小さなミバエが止まっていました。こちらのミバエも今までお目にかかったことのない種類のようなので、早速撮影です。
Trypeta luteonotaTrypeta luteonota
 ミバエの類はハエの仲間としては、比較的図鑑に掲載されている割合が高いのですが、手持ちの図鑑には掲載されていなかったので、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」という双翅目専門の掲示板で質問したところ、Trypeta luteonotaというミバエの1種のメスだろうという回答をいただきました。体長が約4.0mm(産卵管の先まで)程度しかない小さなミバエでも名前を知っていて教えてくれる方がいるのはありがたいことです。

 初見のものが見られたのは良かったのですが、全体的に虫の数は少なく、歩いた距離の割には撮影数は少なめの1日でした。
オオメダカナガカメムシトゲカメムシ

テングアワフキ
ミヤマカラスアゲハオニヤンマ



12.フタスジヒメハムシ Medythia nigrobilineata

 ツルマメの葉に比較的新しい食痕がたくさん開いていたので、葉を何枚か裏返して探してみると翅に黒い筋が2本入っている小さなハムシが見つかりました。特徴的な斑紋があるので、図鑑を調べるとフタスジヒメハムシだということがすぐにわかりました。図鑑には、大豆などの豆類の害虫とあります。webで検索してみても、防除の記事や農薬の記事が数多くヒットします。写真の個体の体長は約3.9mm。何頭かの写真を撮影しましたが、よく見るとトレードマークの黒い筋の幅や長さは個体により微妙に違っています。
フタスジヒメハムシフタスジヒメハムシ

11.ブドウトリバ Nippoptilia vitis

 科の数がやたらに多く、どの科に属するのかさえわかりにくい蛾の中で、トリバガはユニークな形をしているのですぐに科はわかります。開張は約15.6mm、体長は約7.6mm程度。ヤブガラシの花にぶら下がっていました。
ブドウトリバ

10.セジロトガリホソガ Labdia issikii

 トガリホソガ科のガで大きさは約5.4mm。図鑑には開張7.5-11.5mmとあります。キバガ科のセジロチビキバガによく似ているようです。それにしてもガは非常に多くの科があって違う科であっても形状がよく似ていたり、同じ科でも外観が全く異なるものがあったりしてよくわかりません。
セジロトガリホソガセジロトガリホソガ

9.ウデブトハエトリ Harmochirus insulanus

 ハエトリグモはクモの仲間では愛嬌のある顔立ちなので比較的よく被写体にしますが、初見のハエトリグモの仲間は久しぶりです。クモはオスとメス、成体と幼体で色や模様がかなり異なるものが多く、特に幼体の場合は撮影しても種類の特定ができずにハエトリグモの1種のままでいるカットがかなりたくさんあります。私の持っている文一総合出版の「日本のクモ」という図鑑では、収載されているほとんどの種類にオスとメスの写真があるので重宝しています。
ウデブトハエトリウデブトハエトリ
 写真の個体はメスですが、名前の通りオスメスともに第一脚が太いのが特徴です。図鑑の解説によると平地から山地まで広く分布する種類で、本州、四国、九州が分布域とされています。伐採木で小さな甲虫の撮影をしているときに見つけました。画像から測った体長は約4.0mm。

 これまでに私が長池公園で撮影したハエトリグモで、名前が判明しているものは以下の16種類になりました。

1.ヤマジハエトリ
2.ネコハエトリ
3.マミジロハエトリ
4.ウデブトハエトリ
5.ヨダンハエトリ
6.オスクロハエトリ
7.ヤハズハエトリ
8.シラヒゲハエトリ
9.チャイロアサヒハエトリ
10.デーニッツハエトリ
11.イナズマハエトリ
12.カラスハエトリ
13.ヒメカラスハエトリ
14.アオオビハエトリ
15.アリグモ
16.ヤサアリグモ

 上記の16種類の他に図鑑には記載されていないハエトリグモを2008年から2010年の3年間連続で毎年5月末から6月上旬頃に撮影しています。大きさは約5.7mm。
クモマハエトリ
その後、2014年に上の写真のハエトリグモは、クモマハエトリという和名が付けられたそうです。
Pseudicius kimjoopili (Kim 1995)

8.コウゾハマキモドキ Choreutis hyligenes

 これまでも時々姿は見かけていましたが、地味な色をしているので撮影する気にならなかったので、今回が初めての撮影となりました。似たような種類が何種類もいるようですが、コウゾハマキモドキが一番普通に見られる種類のようです。長池公園には、ヒメコウゾが多く自生しているので、ヒメコウゾを食草としているのだと思います。画像から大きさをはかると、写真のように翅をたたんだ状態で頭から翅の先までの長さは約6.8mmです。図鑑の記載によると、開張14-16mm。
コウゾハマキモドキ

 今回はおまけで、食草のヒメコウゾの写真も載せておきます。
ヒメコウゾ 雄花と雌花ヒメコウゾの実
 ヒメコウゾは雌雄同株で6月頃に右側の写真のようなオレンジ色の実をつけます。

7.サクラサルハムシ Cleoporus variabilis

 久しぶりに長池公園で初見のハムシを見つけました。ちょうど発生の時期に当たったようです。キンミズヒキの葉に何頭かついていました。全身が黒一色の個体や上翅の前縁が茶色い個体、撮影はできませんでしたが茶色一色の個体など体色は変化に富んでいました。
サクラサルハムシ Cleoporus variabilisサクラサルハムシ Cleoporus variabilis
 家に帰ってから図鑑で調べると、サクラサルハムシという種類のようです。図鑑の図版には黒いタイプの標本写真が収載されています。解説文には「3.0-3.5mm。前胸背板の前縁はまるく前方に突出し、中・後肢脛節先端部の外縁は顕著にえぐられる。体背面の色彩・斑紋は変化に富む。サクラ・ウメ・ナシ・リンゴ・イチゴなどの害虫。」とあります。食害する植物に、キンミズヒキは記載されていませんが、キンミズヒキもサクラ・ウメ・ナシ・リンゴ・イチゴなどと同じバラ科の植物です。中・後肢脛節先端部のえぐれは標本を顕微鏡で観察しないとわからない特徴ですが、形状や大きさの記載や色彩・斑紋の変化に富んでいる点などが図鑑の記述と一致しているのでサクラサルハムシということにしておきます。

 キンミズヒキは7月から8月頃に下の写真のような黄色い小さな花を房状に咲かせます。
キンミズヒキ

6.マダラヒゲナガゾウムシ Opanthribus tessellatus

 伐採木置き場からは、まだまだ初見の昆虫が出てきます。8月1日に撮影したヒゲナガゾウムシの1種に似ていますが、黒地に灰色のまだら模様があります。体長は約3.0mm。前回ヒゲナガゾウムシの画像をwebで探していたときに見つけた、妹尾俊男さんの「ヒゲナガゾウムシ科研究中心」というサイトにおそらく同じ種類と思われる写真が掲載されていました。
Opanthribus tessellatus マダラヒゲナガゾウムシOpanthribus tessellatus マダラヒゲナガゾウムシ
 上の2枚の写真は同一個体を撮影したものです。体長は、約3.0mmです。保育社の原色日本甲虫図鑑Ⅳにもマダラヒゲナガゾウムシは収載されていましたが、標本の写真はやや褐色色を帯びていて、生体とはかなり違った印象で、この図版の標本写真から種類を特定するのは無理なように思われます。図鑑の解説には「2.2-3.5mm。吻は極めて短くて前方へ強く狭まり、側縁は強い稜を形成し、目の中央部まで伸長する。枯れ木に多い。」とありますが、残念ながら上の写真では吻は云々というところはわかりません。

5.ミツノゴミムシダマシ Toxicum tricornutum

 伐採木で見られる甲虫の中では特大サイズで画像からの測定で16.4mmです。ミツノという名前は、オスには3本の角があることに由来しているようですが、写真の個体はメスなので、複眼の上にわずかに突起が認められるだけです。木に生えているキノコをさかんにかじっていたようです。ゴミムシダマシの仲間は、上翅はツヤツヤしている種類が多いのですが、ミツノゴミムシダマシは写真からもわかるように艶消しの黒です。
Toxicum tricornutum ミツノゴミムシダマシToxicum tricornutum ミツノゴミムシダマシ

4.ヨツモンキヌバコガ Scythris sinensis

 小さなガですが、黒地に二つのオレンジ色の斑点が目を引きました。この手の小さなガは図鑑を見ても名前が探せないことが多いのですが、黒地にオレンジ色の斑点を目印に図鑑のページをめくっていくとそれらしいものが載っていました。ヨツモンキヌバコガという種類のようです。撮影しているときにはオレンジ色の斑点は2個だと思っていたのですが、写真をよく見ると、翅の先端にもオレンジ色の斑点があります。
Scythris sinensis ヨツモンキヌバコガ
 保育社の原色日本蛾類図鑑(上)の解説によると、「開張12-15mm。幼虫はアカザの葉面に粗に糸を張っており、初夏、盛夏、秋の3回発生」とあります。5月に発生する個体にはオレンジ色の斑点はないそうです。

3.アカアシヒゲナガゾウムシ Araecerus tarsalis

 体長は約2.8mmと非常に小型のヒゲナガゾウムシの仲間です。たまたま柿の葉の上に止まっていたものを撮影しましたが、枯れ木にいる昆虫のようです。どうしてアカアシなのか、理解に苦しむ名前です。図鑑に標本写真が載っていますが、上の写真とは少し感じが違います。しかし、webでアカアシヒゲナガゾウムシを検索してみると、上の写真と同じと思える生態写真を掲載しているページが何件かヒットしました。
Araecerus tarsalis アカアシヒゲナガゾウムシ

 この日はもう1種類の初見のヒゲナガゾウムシを撮影しましたが、こちらのほうは名前は今のところ不明です。大きさはアカアシヒゲナガゾウムシよりも小さく、約2.5mmです。
ヒゲナガゾウムシの1種

2.ヒメナガエンマムシ Platysoma celatum

 屋外に積んである伐採木には、見たこともない虫が沢山います。積んであるコナラの丸太の上に乗っていたベニヤ板をひっくり返してみると、ツヤツヤとした黒い平べったい甲虫が何匹かいました。マクロレンズを通して覗いてみると、小さいくせにクワガタのような大あごが生えていて、お尻は翅の先からはみ出しています。
Platysoma celatum ヒメナガエンマムシ
 家に帰って画像から大きさを測ってみると、大あごのさきからお尻まで約2.7mmでした。保育社の原色日本甲虫図鑑は図版が3分冊になっていて、なじみのない科の甲虫の場合は、どの分冊に収載されているかを見つけるのも大変なことがあります。エンマムシの仲間は原色日本甲虫図鑑Ⅱに載っていましたが、黒くてツヤツヤした同じような外見の種類がずらっと並んでいます。このようなときには、撮影倍率を固定して大きさをきっちりと測れるようにしておくと、同定の助けになります。大きさとやや細長い体型、上翅の筋(背条)からヒメナガエンマムシらしいということがなんとか判明しました。
 webでヒメナガエンマムシを検索すると、北海道大学の大原昌宏さんの日本産エンマムシ上科概説というサイトが見つかりました。このサイトの解説を読めば、日本産のエンマムシの95%が同定可能ということですが、ヒメナガエンマムシの画像までは掲載されてはいませんでした。残念。

今までに長池公園で観察したエンマムシは、ヒメエンマムシ(写真 下左 2010/5/22撮影)、キノコアカマルエンマムシ(写真 下右 2010/6/19撮影)の2種類で、今回のヒメナガエンマムシで3種目です。
ヒメエンマムシキノコアカマルエンマムシ

1.フタモンクロテントウ Cryptogonus orbiculus

長池公園へ出かける途中、浄瑠璃緑地の道端のカラムシの葉で黒地の翅に毛が生えたオレンジ色の斑点のある小さなテントウムシを見つけました。同じくらいの大きさで、やはり黒地の翅に毛が生えたコクロヒメテントウというお尻(翅の先端)の縁がオレンジ色のテントウムシは比較的よくみかけますが、フタモンクロテントウは初めてです。保育社の原色日本甲虫図鑑Ⅲの解説によると、「前頭はオスでは黄色で、メスでは黒色」とあるので、写真の個体はオスなのでしょう。また、「暖地では普通」ということですが、八王子では多分少し珍しい部類に入るのではないでしょうか。
Cryptogonus orbiculus フタモンクロテントウScymnus posticalis コクロヒメテントウ
レンズの指標で2倍の倍率で撮影したので、画像から大きさを測定すると、約2.6mmでした。ちなみに上の右側はコクロヒメテントウです(2010/4/11撮影)。コクロヒメテントウは3倍の倍率で撮影してあるので大きく写っていますが大きさは約2.7mmでフタモンクロテントウとほぼ同じ大きさです。
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  • Author:tosaka
  • ひまがあれば、長池公園でふらふらと色々な生き物の写真を撮影しています。
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