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71.ミイロカスミカメ

ミイロカスミカメミイロカスミカメ
 季節外れの台風が去った翌日、長池の前の浄瑠璃姫の石碑に何気なく目をやると、虫が止まっているのに気付きました。最初は長い触角が生えているので、甲虫かと思ったのですが、よく見るとカスミカメムシの1種だということがわかりました。翅の付け根付近が半透明で、胸部と小楯板が黒、脚と触角が赤みを帯びていてなかなか綺麗な配色です。
 家に戻ってからカメムシ図鑑をめくってみたのですが、ぴったりと同じ配色をしているカスミカメムシが見つかりませんでした。そこで、カメムシBBSの画像アルバムを順番に見ていくと、ミイロカスミカメという種類に行き当たりました。ミイロカスミカメをwebで検索してみると、色彩の変異がかなりある種類のようです。また、同じ個体でも、寒くなって来ると脚や触角は赤みが強くなってくるようです。改めてカメムシ図鑑の索引を見ると、ミイロカスミカメは掲載されていました。図鑑に掲載されているミイロカスミカメは、脚が黄色っぽく、翅の白っぽい半透明部分が上の写真よりも広く見た目の印象がかなり異なっているために見過ごしてしまっていたようです。体長は約5.8mm。
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70.カミナリハムシ Altica cyanea

稲刈りの終わった田んぼに残されたコナギやキカシグサの葉にやや青みを帯びた黒いハムシがたくさん付いていました。
カミナリハムシカミナリハムシ
クワハムシかな?と思いましたが、バッタのようにピョンと飛び跳ねて逃げたので、クワハムシではないことが分かりました。ということは、長池公園未撮影種です。黒っぽい色に瑠璃色や緑色の金属光沢のある甲虫は、ストロボ光だけで撮影すると、真っ黒に写ってしまうので、自然光にストロボは補助的に使って撮影して、何とか真っ黒にはならずに写すことができました。

カミナリハムシ
保育社の原色日本甲虫図鑑で調べてみると、スジカミナリハムシとカミナリハムシに似ています。解説文では、スジカミナリハムシの食草はヤナギ、カミナリハムシはチョウジタデとあります。この田んぼにはチョウジタデとウスゲチョウジタデが生えていたので、カミナリハムシで間違いないと思います。大きさは5~5.5mm程度です。

チョウジタデ
ちなみにチョウジタデは、上の写真の植物です。(2010/09/12撮影)


69.ヨコジマオオヒラタアブ Dideoides latus

ノハラアザミに少し大きめのヒラタアブがやってきていました。黄色に黒の縞模様というハナアブの定番のパターンをした種類です。
ヒラタアブの仲間には、外見がそっくりな近似種がいることが多く、また、腹部の縞模様も個体変異が大きい場合もあり、写真だけでは同定不能ということが多いようですが、ヨコジマオオヒラタアブは、縞が太い帯と細い線のセットになっているという特徴があるので、写真だけでも容易に識別できるようです。
ヨコジマオオヒラタアブヨコジマオオヒラタアブ
ヨコジマオオヒラタアブヨコジマオオヒラタアブ
 ここに掲載してある写真はすべて、レンズの指標で1:2の倍率で撮影しているので、画像からアブの体調を測ってみると約16.2mmでした。私が使っているシグマの105mmのマクロレンズには、1:4、1:3、1:2、1:1.5、1:1.2、1:1の指標が付いているので、できるだけこの指標に合わせてカメラを前後させてピント合わせをして撮影して、あらかじめ物差しのメモリを撮影して出しておいた倍率換算表で、昆虫の大きさを正確に測れるようにしています。甲虫では、色や形がそっくりだけれども大きさが結構違う種類があるときには、かなり識別の助けになります。

68.フタモンアシナガバチ Polistes chinensis

腰の部分に黄色い斑点が1対あるのが特徴です。それほど珍しい種類のアシナガバチではありませんが、なぜか今まで長池公園では見たことがありませんでした。セイタカアワダチソウにやってくるハナアブ類を撮影しているところにタイミング良くやって来たので、即撮影です。
フタモンアシナガバチフタモンアシナガバチ


キボシアシナガバチは既に長池公園で撮影済みの種ですが、比較のために載せておきます。上段右の写真と同じ倍率で撮影してあります。
キボシアシナガバチ

66.ルリミズアブ Sargus niphonensis

写真はメスの個体なので、胸部は黒っぽい色をしていますが、オスではやや金属光沢のある金緑色を帯びています。10月から11月に多く見られるそうです。
ルリミズアブルリミズアブ

67.コガネオオハリバエ Servilla luteola

ヨコジマオオハリバエに似ているなと思いつつ腹の色が違うので、長池公園未撮影種の可能性大とみて気合を入れて撮影して正解でした。家に帰ってから「ヨコジマオオハリバエ」で検索すると、コガネオオハリバエという単語も出てきたので、そのページを開いてみるとビンゴ! あらためてコガネオオハリバエ検索するとそっくりな画像がいくつか出てきました。写真から体調を測ってみると、この個体は体長約18.4mmあります。
コガネオオハリバエ

下の写真は2010年10月3日に撮影したヨコジマオオハリバエです。
ヨコジマオオハリバエ
並べて見比べてみると腹部の色の違いが一目瞭然ですが、胸部や腹部背面に剛毛が並んでいる様子から、近縁種だということもすぐわかります。

65.ヒメギングチの1種

セイタカアワダチソウの花でハナアブの写真でも撮影しようと思い、何気なく花を見ると、小さな黒いハチが付いていました。気温が上がっていないためか、動きが鈍かったので、撮影倍率2倍で撮影してみました。
撮影していたときには気がつきませんでしたが、撮影した写真を見ると、前脚の跗節がひれ状に広がっていて、前脚の腿節の上面だけが褐色という目立った特徴があります。
ヒメギングチの1種ヒメギングチの1種
蜂類情報交換BBSで質問してみたところ、ヒメギングチ(Crossocerus)の1種で、形態的な特徴から、フタツバギングチ(Crossocerus annulipes hokkaidoensis)、モグラギングチという種の可能性があるとのことでした。
この二つを検索してみるとモグラギングチは1件もヒットしませんでしたが、フタツバギングチのほうは、画像は見つかりませんでしたが、改定埼玉県レッドデータブック2002で「腹部に黄斑のない小形のギングチで、♂ の前肢第1 節が広がる。♀は頭盾前縁が2歯状に突出。」という記載がありました。

コミスジの蛹

 長池公園生き物図鑑に、コミスジの蛹の写真が投稿されていたので、探してみました。
コミスジコミスジ

投稿されていたものと同じ個体を見つけることができました。
コミスジ
ヤマハギの枝先に枯葉にそっくりな色と形をして付いていました。画面の左上の本物の枯葉は、このコミスジがわざと食べ残したものなのでしょうか。ハギの葉は丸い形をしていて、普通は葉柄ごと落ちてしまいますが、自身と似た角のある形に食べ残して見つかりにくくしているように思えます。

64.ニセスズキフタモンハナアブ Ferdinandia nigrifrons

 ノハラアザミの花には、いろいろな昆虫が蜜を吸いにやって来ます。ハナアブの仲間もいろいろな種類が入れ替わり立ち替わり姿を見せます。この日の初見種は翅にポツポツと小さな斑点が二つあるニセスズキフタモンハナアブでした。体長は約13.3mm。
ニセスズキフタモンハナアブニセスズキフタモンハナアブ
 ニセのつかないただのスズキフタモンハナアブという種類は以前に2回ほど撮影したことがありますが、腹部背面に黄色っぽい毛が生えているのでやや黄色っぽく見えるので、外見の印象はかなり違って見えます。

63.キシタホソバ Eilema aegrota

 10月2日に撮影したヨツボシホソバと似たような形をしていますが、大きさ(頭から翅の先まで)は約9.2mmでヨツボシホソバの半分くらいしかなく、色もかなり地味です。ヒトリガ科(Arctiidae) コケガ亜科(Lithosiinae)
に属する蛾で、幼虫は地衣類つまり苔を食べて育つようです。保育社の原色日本蛾類図鑑(下)ではキベリホソバという名前で掲載されています。
キシタホソバ

62.ヒメハサミツノカメムシ Acanthosoma forficula

 最初はセアカツノカメムシだと思い撮影はパスしようとしたのですが、色合いがちょっと違うのに気が付き、よくよく観察してみると、側角の先が丸みを帯びていてわずかに赤みを帯びています。ハサミツノカメムシのメスならば、側角の先端は、もっとくっきりとした赤なのでハサミツノカメムシでもない未撮影種ことに気付きました。
ヒメハサミツノカメムシヒメハサミツノカメムシ
 ツノカメムシ科のカメムシであることはすぐにわかったのですが、日本原色カメムシ図鑑にはぴたりと合致する写真は載っていませんでした。webでいろいろと画像を探したところ、ヒメハサミツノカメムシのメスだということがようやくわかりました。体長は、翅の先端までで約15.5mm。

61.キゴシハナアブ Eristalinus quinquestriatus

 セイタカアワダチソウの黄色い花が咲き始めました。外来種で旺盛な繁殖力で嫌われ者のセイタカアワダチソウですが、昆虫には人気があり、いろいろな種類の昆虫が蜜や花粉目当てに訪れてきます。オオハナアブが何頭もやってきていたので、それを撮影していると、少し小さめでハチのように花の近くを左右に行ったり来たりして飛んでいるアブがいました。花に止まったところを見ると、複眼に怪しげなまだら模様、胸の背面には縦縞という特徴的なハナアブです。一目で長池公園初見の種だとわかり、慎重に撮影開始です。最初のうちは、少し近づくとすぐに飛び立ってしまい撮影できませんでしたが、蜜を吸い始めるとこちらの動きはあまり気にしなくなり、何とか撮影することができました。

キゴシハナアブ(メス)
キゴシハナアブキゴシハナアブ

オオハナアブ(メス)
オオハナアブ

60.キアシマメヒラタアブ Paragus haemorrhous

 体長が約4.8mmの小さな黒いアブです。似たような外観の種類がいましたが、そちらの方は山地に分布するということなので、長池公園で撮影したこのアブはキアシマメヒラタアブだろうということを、双翅目専門の掲示板で教えていただきました。
キアシマメヒラタアブ

オオウラギンスジヒョウモン

 この日は、ナガサキアゲハのほかにオオウラギンスジヒョウモンも撮影することができました。長池公園で見かけるのは比較的稀な種類です。この時期のヒョウモンチョウは、大抵翅がかなり傷んでいますが、この個体は右の後翅がほんの少し欠けているだけで比較的きれいな状態でした。
オオウラギンスジヒョウモンオオウラギンスジヒョウモン
前回オオウラギンスジヒョウモンを撮影したのは、2005年10月2日なので、実に5年ぶりです。

59.ナガサキアゲハ Papilio memnon

 近年、ツマグロヒョウモンやクロコノマチョウ、モンキアゲハ、ムラサキツバメなどの南方系のチョウが八王子でも普通に見られるようになって来ました。長池公園生き物図鑑のデータでは2006年に初めて長池公園でも確実な記録が残っていますが、私も遅ればせながらようやく今回初めてナガサキアゲハ撮影することが出来ました。
ナガサキアゲハナガサキアゲハ

 翅は多少傷んでいますが、ノハラアザミでゆっくりと時間をかけて吸蜜していたので、かなりの枚数を撮影することが出来ました。写真に写っているのは同一個体ですが、この日はこの個体以外にもう1頭のオナガアゲハの姿を確認しています。
ナガサキアゲハナガサキアゲハ

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58.マダラカマドウマ

 ゴミムシと同じく、いつもはパスしているカマドウマです。体に黒褐色の斑点があるので、多分マダラカマドウマだと思います。写真の個体は、産卵管を除いた体長が、約16mmしかないので、まだ幼虫だと思われます。
マダラカマドウママダラカマドウマ

57.カワチマルクビゴミムシ Nebria lewisi

 ゴミムシの仲間は、時々みかけてもちょこまかとすぐに逃げてしまい、撮影するのも難しい割にあまり魅力的な色彩をしているわけではなく、同定も難しそうだなという印象が強く、パスしていますが、今回は、見附橋の橋げたの煉瓦のところでじっとしていたので撮影してみました。
カワチマルクビゴミムシカワチマルクビゴミムシ
 左の個体は体長約14mm、右側は約12mmです。鞘翅の縁と脚が黄褐色で中が黒色という特徴があるので、図鑑をめくれば種類はなんとかわかるかなと思い、保育社の原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)をパラパラとめくってみましたが、写真と一致する画が見つかりません。22面もあるゴミムシのプレートを2回ほど往復して、斑紋の変異が大きい種類なのかもしれないということに思い至り、体色ではなく体型をもとに再度図版を見直すと、鞘翅の後半分が黒で縁と前半分が橙褐色のカワチマルクビゴミムシという種類が、何と一番最初の図版に掲載されていました。
 図鑑の解説では、「12-14.5mm。頭部の複眼後縁より後と前胸背板の両側を除く部分が黒い。上翅と第3間室には背部の剛毛孔点がない。上翅の斑紋にはかなりの変異があり、翅端部とともに基半部も黄褐色の個体や、逆に周縁のみが黄褐色に縁取られる個体も出現する。泥質の河原などに多いが、水田や畑地でもよく見られる。」とあります。
 webで検索してみると画像が何件か見つかりましたが、図版のような翅端部とともに基半部も黄褐色の個体は1件もなく、検索で見つかったのはすべて上の写真と同じような、周縁のみが黄褐色に縁取られた個体の画像でした。

56.キベリハイヒゲナガキバガ Homaloxestis myeloxesta

 大きさは約8.2mmで、触角もほぼ同じ長さがあります。写真のように触角を前に伸ばして止まるのが特徴です。名前の通り前羽根の前縁が薄黄色をしていて、翅は灰色です。
キベリハイヒゲナガキバガ

55.マエウスキノメイガ Omiodes indicatus

 翅に3本の黒っぽい筋が入っていて、翅の全面に微小な褐色の斑点がありますが、前翅前縁の両端の筋の間には微小斑点がありません。
マエウスキノメイガマエウスキノメイガ

54.ミツオビヒゲナガハナアブ Chrysotoxum coreanum

 クロスズメバチのような黒地にやや青みをおびた白い縞が入った大型のハナアブです。ハナアブにしては太くて長い触角が目立ちます。先日アップロードしたニトベベッコウハナアブと同様に、比較的珍しい種類のようです。
ミツオビヒゲナガハナアブミツオビヒゲナガハナアブ

53.キムジノメイガ Prodasycnemis inornata

 名前の通り黄色で無地のノメイガです。マエキシタグロノメイガという外見がよく似たノメイガがいるそうですが、この写真の個体は、下唇鬚(頭の先に出っ張っている尖っている部分)はキムジは複眼の直径より長いという特徴が写っており、さらに前翅長で14mm近くあるのでキムジノメイガとしました。
キムジノメイガキムジノメイガ

52.クロモンカクケシキスイ Pocadius nobilis

 地面から頭を出し始めたばかりのノウタケに頭を突っ込んでいる小さな甲虫を見つけました。鞘翅は単色ではなく、先端が黒褐色で根元が茶色に染め分けられているという特徴があるので、未撮影種であることはすぐにわかりました。
ノウタケクロモンカクケシキスイ

 細い枝でツンツンとつついてみたら、キノコの中に完全に入りこんでしまったので、ほじくり出して撮影したのが下の写真です。体長は約3.3mm。小楯板も黒っぽく染め分けられています。翅の色や大きさから、比較的容易にクロモンカクケシキスイということが判明しました。
クロモンカクケシキスイ

51.ニトベベッコウハナアブ Volucella linearis

 体長約21mmの大型のアブです。今回初めて見ましたが、やや珍しい種類のハナアブのようです。オトコエシの花にやって来ていました。写真はメスの個体ですが、触角が鳥の羽毛のような形をしています。
ニトベベッコウハナアブニトベベッコウハナアブ

50.ヨツボシホソバ Lithosia quadra

 山吹色に黒い斑点が入ったシンプルな模様のガです。翅を重ねてたたむので、下になった翅の斑点が一つ見えないので、普通は斑点が3個しか見えません。この黒い斑点があるのはメスで、オスは翅が灰色で翅に斑点がなく胸と頭が山吹色のツートンカラーです。大きさ(頭から翅の先まで)は約17.8mm。
ヨツボシホソバ

49.サクラキバガ Anacampsis anisogramma

 灰褐色の地味な色の翅ですが、眼の赤さが印象に残っています。大きさは約8.5mmほど。
サクラキバガ

48.ニッポンメンハナバチ Hylaeus nippon

森林総合研究所の「竹筒ハチ図鑑」に背面、側面および正面からの標本の写真が掲載されていて、名前が判明しました。顔に二つの下向きの黄色い三角形の斑紋があり、後脚の脛節の付け根側半分が黄色をしています。ニッポンチビムカシハナバチとも呼ばれ、少し前にこのブログに登場したコンボウヤセバチに寄生されるということも記載されいました。体長は約6.5mm。
ニッポンメンハナバチニッポンメンハナバチ

47.アカガネコハナバチ Halictus aerarius

 ハチの仲間は、どれも似たような色形をしているので、撮影しても大抵名前がわからないので、今までパスしていましたが、コノアカガネコハナバチは頭部と胸部が金属光沢のある真鍮のような色をしているので名前がわかりました。体長は6mm前後の小型のハチです。脚が黄色いのも特徴です。今年は発生数が多いようでよく姿を見かけます。
アカガネコハナバチアカガネコハナバチ

46.?セマルチビヒラタムシ Xylolestes laevior

 この甲虫も伐採されたコナラについていました。この手の外観の甲虫は図鑑に何種類か掲載されており、もしかしたらよく似た別の種かもしれません。体長は約3.1mm。
セマルチビヒラタムシ
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  • ひまがあれば、長池公園でふらふらと色々な生き物の写真を撮影しています。
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