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クロミャクイチモンジヨコバイ

シロミャクイチモンジヨコバイを出したので、長池公園では確認していない種類ですが、クロミャクイチモンジヨコバイも掲載します。
いずれも2008年8月11日に静岡県藤枝市の蓮華寺池公園で撮影したものです。成虫の翅端までの大きさは、約5.0mmから5.3mm程度で、シロミャクイチモンジヨコバイよりもやや小さめです。黒脈と名前が付いていますが、翅脈はそれほどくっきりした黒ではありません。
クロミャクイチモンジヨコバイクロミャクイチモンジヨコバイ

中段の写真の個体は、上段の個体とは色合いがかなり違っていますが、羽化後あまり日数が経過していない個体だと思われます。
クロミャクイチモンジヨコバイ

下段の2枚は同じ場所で見られたヨコバイの幼虫なので、おそらくクロミャクイチモンジヨコバイの幼虫でしょう。背面に黒褐色の斑紋のあるものとないものがいました。
クロミャクイチモンジヨコバイ 幼虫クロミャクイチモンジヨコバイ 幼虫
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ベップオビヒメヨコバイ?

ベップオビヒメヨコバイ?
ベップオビヒメヨコバイ?ベップオビヒメヨコバイ?
上の3枚の写真は
対馬産頸吻亜目(昆虫綱,半翅目)(1)セミ型下目/山田仁子;林正美;大原直通 他 長崎県生物学会誌(65)[2009]
という文献に掲載されていたベップオビヒメヨコバイ Naratettix beppuanus だと思われるものです。
上段は高尾山で撮影したもの、2段目は八王子市の蓮生寺公園で撮影した2頭の個体です。体のほぼ中央に大きな朱色の菱形の斑紋があり、菱形の前方はくっきりとした黒い帯で縁取られています。
 1931年に発行されたINSECTA MATSUMURANAという雑誌の記事の73ページで、新たに記載されたNarattettix zonatus f.beppuanaの解説文として「ジグザクの黒い帯で仕切られた朱色のダイヤモンド型の斑紋を持ち、爪状部の頂点付近に黒い点がある。著者の松村松年が1916年2月10日に九州の別府でオス1個体採取。」と記述されていますが、これと同一のものだと思われます。

 撮影したときには、下段の写真のNaratettix rubrovittatusだと思っていましたが、改めて見ると、Naratettix rubrovittatusは、朱色の斑紋が前胸背まで伸びており、爪状部のほぼ全体が朱色になっています。また、ベップオビヒメヨコバイのような黒い帯はありません。
Naratettix rubrovittatus

シロミャクイチモンジヨコバイ

シロミャクイチモンジヨコバイ
シロミャクイチモンジヨコバイシロミャクイチモンジヨコバイ
 先日入手した資料で明らかになったシロミャクイチモンジヨコバイの同定間違いについての記事です。
上の写真が多分、本物のシロミャクイチモンジヨコバイ Paramesodes albinervosus で、下の2枚は私が今までシロミャクイチモンジヨコバイとしていたものです。全体的に薄茶色で、翅脈の部分が白っぽく、複眼の間に一本の横線が通っていて、大きさも約6mm前後で、体型もやや太めで似通っています。

 しかし、よくよく見ると、まず複眼間の横線が、上のシロミャクイチモンジヨコバイでは黒く、くっきりとしていて幅もやや広くなっています。それに対して、下のヨコバイでは横線は茶褐色のやや細めの線です。また、横から見たときの前胸背の形が、シロミャクイチモンジヨコバイでは頭部に向かって丸みを帯びているのに対して、下のヨコバイではシロミャクイチモンジヨコバイと比較すると平板的です。さらに、右側のアップの写真を比べてみると、下のヨコバイでは一対の褐色のまゆ毛のような斑紋があるのに対して、シロミャクイチモンジヨコバイにはまゆ毛状の斑紋はありません。顔面の形状はシロミャクイチモンジヨコバイは中央部が前方にややふくらんでいるのに対して、下のヨコバイは平板的であるなどいくつもの相違点があることがわかりました。

今までシロミャクイチモンジヨコバイだと思っていた別種
シロミャクイチモンジヨコバイ似の別種シロミャクイチモンジヨコバイ似の別種


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国立国会図書館

国立国会図書館というところへ初めて行ってきました。
 先日、Eupteryx melanocephalaというヒメヨコバイをググっていたらクロヨモギヒメヨコバイという和名が載っている文献のことが書いてあるページを見つけました。その記事には、ヨコバイの全体図も多数掲載されているということも書いてあったので、これは是非現物を見なくてはと思い、国会図書館の蔵書検索でその資料が収蔵されていることを確認しました。

対馬産頸吻亜目(昆虫綱,半翅目)(1)セミ型下目/山田仁子;林正美;大原直通 他 長崎県生物学会誌(65)[2009] P69-88

 京王線と丸ノ内線を乗り継ぎ、国会議事堂前駅で下車、事前にwebで調べた地図を頼りに国会議事堂の裏側を通って迷うことなく無事、国会図書館へ到着しました。
 国会図書館は、本館と新館の二つの入口があり、利用者登録をしていない一見さんは新館から入場するよう、案内が出ていたので、やや奥にある新館入口から中に入りました。入ってすぐ左手にある銀行のATM端末のようなタッチパネル式のカード発行機に氏名、住所、生年月日などを入力して、館内利用カードを発行させます。この手の機械を触りなれていない人にとっては、ハードルが高いかなと思いましたが、ちゃんと案内係のお姉さんがいるので、多分親切に教えてくれるでしょう。(私が入場するときにはお姉さんでしたが、いつもそうとは限らないと思います。)図書館の中には鞄やカメラなどは持ち込みが禁止されているので、コインロッカーに入れておかなければなりません。百円玉を入れて鍵をかけて、解錠の時に入れた百円玉が戻ってくるタイプのやつです。カメラの持ち込みは禁止ですが、カメラ付き携帯は、撮影しないという条件付きで持ち込み可で、指定された通話エリアでの通話もOKです。ノートパソコンも持ち込めるそうです。
 荷物をロッカーに置いて、館内利用カードをゲートにかざして入館します。普通の市立図書館では、書架に並べられた本を自分で持ち出して閲覧室で閲覧しますが、国会図書館では、ほとんどの資料は館内に多数設置された検索端末で検索して、その端末から閲覧申し込みをするというシステムになっています。開館は午前9時半ですが、この日は10時少し前に着いたので、館内はまだあまり人がおらず、端末もがらガラ空きでした。検索のシステムは、NDL-OPACという国立国会図書館の蔵書検索・申し込みシステムで、蔵書の検索だけなら自宅のパソコンからでもできます。
 先ほどの館内利用カードを端末のカードホルダーに差し込んで資料を検索して閲覧申し込みをします。1回に雑誌、図書それぞれ3冊の計6冊まで申し込めるようです。申し込みをしてから15分前後で受け渡しカウンターで本を受け取ることができます。雑誌は新館2階の雑誌カウンター、図書は本館2階の図書カウンターと別々になります。
 受け取った本は閲覧室で閲覧し、コピーをとりたいときは、先ほどのNDL-OPACとは別の端末で複写依頼書をプリントアウトします。館内利用カードを端末に入れると依頼書作成メニューが立ち上がり、借りている本のリストが表示されるので、コピーをしたい本を選ぶと、複写依頼書がプリントアウトされます。あとは依頼書にコピーをしたいページを記入し、デスクに置いてあるしおりをコピーする最初と最後のページにはさんで、複写依頼カウンターに持っていきます。20分前後でコピーが出来上がります。

 前置きがかなり長くなりましたが、お目当ての文献の85ページから88ページまでの4ページがカラー図版になっていて、セミ、アワフキムシ、ヨコバイの標本写真が掲載されています。ヨコバイの標本写真は、20倍くらいの倍率(つまり、実寸が約3mmくらいのヒメヨコバイが紙面上で6cmほどの大きさで印刷されている)で、細部も鮮明に写っており、色も生体での色をとどめていて、絵合わせでヨコバイを識別するのに充分使えるものでした。本文には対馬で確認された140種が記述されていますが、標本写真は残念ながら下記の29種だけでした。
1.カゴシマハトムネヨコバイ
2.コミミズク
3.ツシマミミズク
4.ハンラサンクワキヨコバイ
5.クスドイゲズキンヨコバイ
6.イネヒラタヨコバイ
7.ゴマフプチミャクヨコバイ
8.ウスプチミヤクヨコバイ
9.キンミドリコバネヨコバイ
10.ウスアカイチモンジヨコバイ
11.シロミャクイチモンジヨコバイ
12.キュウシュウマエジロヨコバイ
13.クロミャクイチモンジヨコバイ
14.ツシマチャイロヨコバイ
15.コウシュンヨコバイ
16.オオイナズマヨコバイ
17.ムギトガリヨコバイ
18.キスジサジヨコバイ
19.オカモトフタテンヒメヨコバイ
20.ヤノフタテンヒメヨコバイ
21.ベップオビヒメヨコバイ
22.ミドリカスリヒメヨコバイ
23.チャイロオオズヒメヨコバイ
24.ズアカヒメヨコバイ
25.カシヒメヨコバイ
26.シロズヒメヨコバイ
27.クロヨモギヒメヨコバイ
28.ホソヒメヨコバイ

自宅に戻ってから、改めてコピーしてきた文献をながめていると、今までシロミャクイチモンジヨコバイだと思っていたヨコバイが別種であることや、ベップオビヒメヨコバイらしきものを撮影していたことがわかり、私のヨコバイ写真のコレクションが2種増えました。

テーマ:対馬のこと - ジャンル:地域情報

今年のヨコバイ

そろそろ葉の裏側で冬を越すヨコバイの撮影の季節がやって来ました。今シーズンはコミミズクの幼虫を手摺りの上で見かける機会が多くなっています。左側は手摺りの上から木の枝に移して撮影してみました。右側は、別の日に見つけた個体ですが、手摺から木の葉に移した時にひっくり返ったところを撮影してみました。
komimizuku_k101120_092.jpgコミミズク裏返し

冬でも葉が残っているセイヨウヤブイチゴ?では、ヤノヒメヨコバイやシロズヒメヨコバイが見つかりました。
ヤノヒメヨコバイシロズヒメヨコバイ


オビヒメヨコバイには、帯びの無いタイプ、細帯タイプ、太帯タイプが見られます。右下はオビヒメヨコバイではなく、シロヒメヨコバイです。翅の先端部に脚を思わせるような黒い筋と目のような小さな黒い斑点があります。
オビヒメヨコバイ(無帯タイプ)オビヒメヨコバイ(細帯タイプ)
オビヒメヨコバイ(太帯タイプ)シロヒメヨコバイ

今年撮影したヨコバイの写真を下のURLにまとめてアップロードしてみましたので、よろしければクリックしてご覧ください。
http://flens.jp/search/tag/leafhopper
40種ほどアップしてあります。
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