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カナムグラにつく虫


 葉やつるに細かいトゲがたくさん生えていて人にはあまり好かれることのないカナムグラですが、この植物を好む昆虫は結構います。比較的よく知られているものでは、キタテハの幼虫がカナムグラを食べて育ちます。イナズマヒメヨコバイもカナムグラを寄主植物としていますし、昨年はカナムグラヒメゾウムシという黒くて細長い小さなゾウムシが長池公園で見られることを教えてもらいました。

アサトビハムシアサトビハムシ
 今年の長池公園の4月末の時点ではカナムグラはまだ草丈が10cm前後しかありませんが、葉のほとんどが食べられてレースのようになっていました。葉には小さなハムシがたくさんついていました。この手の小型のハムシは、姿かたちが良く似た種類が数多くいるのですが、食草がわかっていると正体が判ることもあるので撮影して見ました。一見、黒く見えましたが、レンズで拡大して見るとコガネムシのような金属光沢のある緑銅色をしています。胸と翅には比較的はっきりとした点刻があり、大きさは左の写真の個体で約2.0mm、右の写真の下側の個体で約2.2mmほどです。
 保育社の原色日本甲虫図鑑Ⅳで調べると、図版は載っていないのですが解説文の中にナガスネトビハムシ属Psylliodesの種の検索表に、「前頭隆起は明瞭に隆起し、斜めに位置し、狭く、前頭隆起後縁の溝は深い。体背面は金銅色。2.0-2.5mm。食草:アサ、カナムグラなど。」という記載があるので、アサトビハムシだと思われます。

 上のハムシを撮影していると、薄茶色をした小さなゾウムシが穴だらけのカナムグラの葉の裏側に付いているのを見つけました。形状からサルゾウムシの仲間であることはすぐにわかります。
ムネミゾサルゾウムシムネミゾサルゾウムシ
ムネミゾサルゾウムシ
 大きさは、上段の個体が約2.7mm、下段は約2.5mmです。肉眼では薄茶色にみえましたが、マクロレンズで拡大して見ると、こげ茶色の地に汚白色の斑紋が入っています。比較的はっきりとした斑紋があるので、図鑑で調べれば名前がすぐにわかると思ったのですが、サルゾウムシの図版の中にはピッタリと一致するものが見当たりません。カナムグラについているのだからカナムグラサルゾウムシだと思ったのですが、上翅の会合部の白色の筋の様子が図版のもとは違っています。図版と生態写真で印象がかなり違うこともよくあるので、webで生態写真をさがしてみたところ、ムネミゾサルゾウムシという種類にぴたりと一致しました。
 保育社の甲虫図鑑には図版は掲載されていませんが、Ceutorhynchus属の検索表の中に「上翅は中央後に幅広い横帯があり、両縁で前方へ広がる。上翅基部と翅端にも横帯状に灰色鱗片を装う。2.7-2.9mm。少ない・・・・ムネミゾサルゾウムシ C. sulcithorax HUSTACHE」という記載がありました。

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